「…ふざけんな、」 ポツリと、聖夜に彩られた世界に吐かれた晃介の言葉。 周りなんかもう見えなかった。 綺麗な鈴の音が流れているBGMを耳にしながら、あたし達は静かに抱き合っていたの。 「日高さんのこと、好きなの?」 「…えっ?」 「簡単に触られて、ラブホにもひょいひょい行けちゃうくらいに…?」 「…こう、すけ?」