だってそうじゃん…。




またこうやって思わせぶりな態度とって、晃介には彼女がいるのに。




あたしはどれだけ苦しい想いをすればいいわけ?

…貴方は何を望んでいるの?






「…晃介っ!」


「…」






パッと彼の手を離すと、気がつけば駅前のクリスマスツリーの前まで来ていたことを確認した。