こんなひねくれたあたしなんかより、素直に腕を組める彼女の方がよっぽど良いに決まってるもん。 ただ、今は一人でいたくはない。 心もこんなにズタズタで。 クリスマスの雰囲気に呑まれてしまいそう。 ────だから、 …どうにでもなれって、 そう思って日高さんにゆっくりと視線を合わせていった。