不器用な恋に、口付けを。








晃介のことを考えて浮かれ気分で買ったクリスマスプレゼント。




喜んでくれる彼の姿を想像して、…それから自分の気持ちを伝えようと心に決めて待ち遠しく思っていた今日の聖なる日。





"…マーイ"





そう呼ばれるのが好きだった。




他の人には呼んでほしくないと、本気で思うくらいにその瞬間だけはこの名前で良かったって思ったの。






だけどもうどうでもいいや…。

どうにでも、なれ。