不器用な恋に、口付けを。





甘くて、摑みどころのない男。




そんな彼に次第に惹かれてゆく自分がいて。





この恋ももう終わりか…。






だってあたしの出る幕ないじゃん。




…なんて思いながら仕事終わりにそろそろ帰ろうとしていたところ、自分のデスクの横に置いてある紙袋に視線がいった。


これも無駄だったな。