不器用な恋に、口付けを。





ジングルベルの鈴の音。





それを響かせて一人一人に幸せを送り届けるって…、そんな日じゃなかったっけ。






「…ちょっと調子乗りすぎたね?」






けれどこんなにも気持ちは真っ暗で、いつもはこんな部活いびりくらいじゃくじけない癖に…今は相当弱ってる。



晃介といい仕事といい、ダブルパンチをくらった感じ。




「はぁ…、なんでそうダメなんだろうねぇ〜」




…そうやって、こいつは人間性まで否定する。