晃介と、クリスマス。 伝えられるかな。 …素直に、なれるかな。 まだ暖かい缶コーヒーを片手にあたしは席から立ち上がる。 外に出るなりグイッと…ほろ苦いそれを口に含んではゴミ箱に投げ入れて…、 ──カラン、という音が休憩室に鳴り響いた。