「…っ、」 これだから嫌だ。 あたしはどんどん晃介にハマっていってゆくばかり。 こんなにも浮かれた気分になってしまうし、触られた頭の感触を何回も思い出しては身体中が熱くなる。 キュゥゥゥ…って、 胸が締め付けられる。 さっきまで晃介が吸っていた煙草の吸殻から俄かに煙が立ち昇っているのに目をむけて、あたしも自分のそれを灰皿に押し付けた。