不器用な恋に、口付けを。







────瀬乃 晃介《セノ コウスケ》。




クスリと口角を上げるこいつ。



軽く睨みつけるあたしの視線の先にいる、何処と無く甘い雰囲気を持つこの男はあたしの同期であり、







片想い中の相手────だったりする。