不器用な恋に、口付けを。








やっぱりこの色で良かった




ちゃんとあげられてマフラーもきっと喜んでるに違いなくて…。









白い息をホッと吐き出し、街のムードに包まれるあたし達。


キラキラ揺れる大きなクリスマスツリー。





…トクン。トクン。





透き通った綺麗な瞳とあたしのそれがしばらく交差する。



何かを訴えかけるようなそれ。



ゆるり、と冷たい彼の手があたしの頬に添えられた時には大きく心臓が脈打った。