蒼き華に龍の口付けを

「うぅ。む、無理です。あの、四季神さんの好きな値段にして下さい。二千円以上でお願いします」

「そう言う事だ。初めてにしては良い判断だ」

「お前が言うか!?」

四季神もラウリ相手で大変だなぁ。と呑気な事を考えたけれど、長い付き合いになる私はもっと苦労しそうだ。

「後は……白音と黒露は欲しい物はあるか?」

白音と黒露は待ってましたと言う位、尻尾を立てた。

「私はこの西洋の絵本が欲しいのです! お菓子は売られている時に欲しいです!」

「あ、えと、ボクはその筆が欲しい」

いつも気が付いたら広げられている風呂敷の上にある物を指す。
絵本は二百円、筆は千円。二人は満足した顔でお金を払い、物を受け取る。
ラウリは回収したお金を袂に入れた。

「ほい、俺からは三千円な?」

四季神は私にお金を渡した。ラウリにさっき出会った胡散臭い妖のお金と一緒に渡したけれど、お前が使え。と返された。三回頼んだけれど断れたから諦めた。