上は黒い忍び装束に下は同色の袴を穿いている。黒いくせっ毛に犬耳、尻尾が立っている。黒曜石の様に大きい瞳は鋭い。しかし、まろ眉がそれを緩和させていて可愛い。
腰には太刀を下げている。かなり禍々しい雰囲気を纏っているが。
「ああ。コイツが……もう噂はここまで来ている。『ラウリが人の少女を拾った』てね」
小学校高学年位に見える、黒露と呼ばれた少年はその見た目とはかけ離れた怪しい笑みを見せた。
珍しい者を、見るように。
怖い……そう思い、ラウリの後ろに隠れる。
「安心しろ。黒露は別に悪い奴ではない。ただ、顔が怖いと言われるだけでな」
「顔が怖いは余計だ! ボクは黒露って言うよ。犬神だ。……君は?」
「あ、蒼華」
「へー、いい名前じゃん」
無邪気に笑い、名前を褒められた。この子、素直だ。犬神なのは容姿で分かったけど。
ラウリ、顔を顰めてどうしたのかな?
腰には太刀を下げている。かなり禍々しい雰囲気を纏っているが。
「ああ。コイツが……もう噂はここまで来ている。『ラウリが人の少女を拾った』てね」
小学校高学年位に見える、黒露と呼ばれた少年はその見た目とはかけ離れた怪しい笑みを見せた。
珍しい者を、見るように。
怖い……そう思い、ラウリの後ろに隠れる。
「安心しろ。黒露は別に悪い奴ではない。ただ、顔が怖いと言われるだけでな」
「顔が怖いは余計だ! ボクは黒露って言うよ。犬神だ。……君は?」
「あ、蒼華」
「へー、いい名前じゃん」
無邪気に笑い、名前を褒められた。この子、素直だ。犬神なのは容姿で分かったけど。
ラウリ、顔を顰めてどうしたのかな?
