「ちなみに過去の君に完璧覚えられると、俺の存在は消える。だからむやみには使えない」 彼の言葉を聞いて、私の中で一瞬時が止まったように感じた。 背筋が凍りつくとはこういうことなのだろう。 「じゃあ、あと二日ってことは。もう時間が。」 彼は頷いた。 あと二日しかない、今すぐ行かなくちゃ