次第に冷たくなっていく手を私は必死に温めていた


「明璃……。大好きよ…。」

お母さんはそう言うと私の手からお母さんの手が抜けて落ちた。



「お母さん……?おかあさん!!!。」


すると後ろから声が聞こえてきた



「明璃ー!」
陽翔の声だった。
私は陽翔が近くに来たと思うと後ろを振り返った