「失礼しましたー」
先生に何で如月が持ってきたんだ?って言われたけど、
予定があるみたいで私が代わりに持ってきました〜
って言った私はすごく優しいと思う、うん。
早くかーえろっと。
帰ることしか頭になかった私は、若干走っていた。
曲がり角に差し掛かった時、それは起きた。
「…んキャッ」
「うお…っと」
誰かにぶつかってしまったらしい。
冷静に、ぶつかった相手はイケメンで〜恋に発展して〜いやそんなのあるわけないか〜なんて考えていた。
「ねえ、君大丈夫?」
いけないいけない、ボーッとしてた。
「あー、ごめんなさい。そっちこそ…って、え?」
そっちこそ大丈夫ですか?って言おうとしたけど顔上げた瞬間驚いた。
