風便り〜大切なあなたへ〜






「真子・・」


「守屋くん・・」



長い時間、守屋くんと抱き合って私は泣いた。

守屋くんは、ずっと優しく、私の背中をさすってくれた。

しばらくして落ち着くと、守屋くんは私から離れた・・。

私は少し淋しくなって、守屋くんに抱きついた。



「・・おい」


「・・・守屋くん・・嫌だよ、離れないで・・」



そう言って、私は守屋くんを見上げた。

こんなこと言うなんて、自分でもびっくりだけど、もう何も我慢するなって言ってくれた守屋くんに、私は甘えたかった。



「・・・」



守屋くんはなにも言わなかった。

守屋くんは顔を赤く染め、私から視線をそらした。


やだ・・守屋くん・・なんで視線そらすの?

・・守屋くん・・私を見て・・?



「嫌だよ守屋くん・・私を見て・・?」



思ったことが勝手に口から出てしまい、私は恥ずかしくなった。

恥ずかしかったけど、私は守屋くんから視線をそらさなかった。



「・・っ・・くそっ、煽るんじゃねえよ」



そう言って、守屋くんは強引に、私にキスをした。

いつもより熱を帯びた守屋くんの唇に、私は胸が熱くなった・・。

ゆっくり離れていった守屋くんの瞳も、熱を帯びているように鋭く輝いていた。



「ごめん・・待つって言ったのに、もう我慢できねえ」


「え?」


「お前が悪いんだからな」



そう言って守屋くんは、また強引に唇を重ねた。

守屋くんの熱い吐息と一緒に、熱いものが口の中に割って入ってきた。

昨日よりも熱く、激しいそれに、私は体の力が抜けて、立っていられなくなった・・。

胸の奥が熱くなって、頭が真っ白になった。

息もうまくできず、もうなにも考えられなくなって、私はボーッと守屋くんを見た。

守屋くんは、優しく私を地面に押し倒した。



「・・・やま、と・・?」


「・・・こんな時に、名前呼ぶんじゃねえよ」