風便り〜大切なあなたへ〜






私は大和の方に向き直って、大和を強く抱きしめた。



「ごめん、大和・・違うのっ・・大嫌いだなんて思ってない・・大和のこと、大好きだよっ」


「っ・・」


「だから、泣かないで?大和・・本当の本当に、大好きだよ?愛してるっ・・大和っ・・」


「・・・っ」



私は、何も言わずにただ涙を流している大和に、どうしたらこの想いが伝わるのかわからず、大和の顔にそっと手を添えて、唇を重ねた。

だけど、大和からは何の反応もなく、ただ涙を流すだけだった・・。

私は諦めずに、唇を重ねた。



「大和・・好き、大好き、愛してるっ」


「・・っ」


「傷つけて、ごめん・・話、ちゃんと聞くから・・だから、泣かないで・・私のこと、嫌いにならないで・・っ・・」


「っ・・」



いつもなら、ならねえよ。なるわけねえだろって返ってくるのに、大和は何も言わなかった・・。

私は、もう限界だった・・。

胸が苦しくて、苦しくて、押し潰されそうだった・・。

だけど、大和に比べたら、こんなの全然苦しくない・・。

もし、大和に大嫌いだなんで言われたら、私、死にたくなっちゃう・・。

周りの声なんて聞こえなくなって、周りの風景が崩れていくと思う・・。

目の前が真っ暗になって、世界に絶望しちゃう・・。

きっと、大和も、今、そんな気持ちなのかもしれない・・。

ごめんね・・。

ごめんね、大和・・。

私、どうしたらいいの・・?

どうしたら、この想い、大和に伝わるの・・?



「・・大和っ・・っ」


「・・っ・・」



私は、静かに涙を流している大和を、思いっきりベッド押し倒した。

大和の大きな体は、ベッドに沈んだ。

大和を見ても、何の反応もなかった・・。

私は大和の上に覆いかぶさった。



もう、わからないよ・・。

何を言っても、大和には届かないの・・?

普通のキスじゃ、大和には届かないの・・?


私は覚悟を決めて、大和の口に、自分の舌を入れた。

いつも、大和がやってくれるように、大和の舌に絡めたり、吸ってみたり頑張った。

だけど、やるのには慣れてないせで、上手くできない・・。

大和は涙を流しながら、天井を見つめていた。


大和・・。

私を見てよ・・。



「大和・・私を、私を見て・・?」


「・・・」


「大和・・私と一つになったら、私のこと、見てくれる?」


「・・・」



私は、何も言わない大和に、大和のズボンのベルトを外して、ボタンを外して、チャックを下ろした。



「大和っ・・・」


「・・・」


「・・・・やっぱり、無理だよっ・・」



私には、できないよ・・。

大和がリードしてくれないと、私、何もできないよ・・。