風便り〜大切なあなたへ〜






「お前、すげえ心臓、速えな」


「・・・だって・・」



こんなに大和と密着してるし、大和のこと大好きなんだもん・・。

ドキドキしない方がおかしいよ・・。



「真子・・もっと、俺にドキドキしろよ?」


「な、なに言ってるの?・・これ以上、ドキドキしたら、心臓壊れちゃうよ・・」



そう言って、私は大和を見た。

その瞬間、大和は私に唇を重ねて、深くて甘い、濃厚なキスを落とした。



「・・んぅ・・・や、まと・・」


「・・・」



私が大和の名前を呼ぶと、大和は私を離してくれた。



「ドキドキしたか?」


「・・・大和のバカ、意地悪」



私がそう言うと、大和は小さく笑った。



「悪い。お前が、あまりにも可愛かったから、つい意地悪したくなったんだよ・・もう、しねえよ」



そう言うと大和は私から離れて、体を起こした。



「大和?」


「悪い、やっぱ俺、布団で寝るわ」


「え?」


「このままじゃ、お前のこと、襲っちまいそうだからな」


「・・・」



そう言って大和はベッドから出ると、布団の上に寝転んだ。

大和が布団に移って、私はいつもよりも、ベッドを広く感じた・・。

大和がいなくなって、私はすごく寂しく感じたけど、約束を守ろうとしてくれてる大和が、私はまた大好きになった・・。

ベッドに残る、大和の温もりを感じて、私は目を閉じて、指輪をぎゅっと握りしめた。


・・今日はいろんな事があったよ。

すごく長い、長い一日だった・・。

お昼に、大和に指輪を貰って、プロポーズまでしてもらって・・。

私、嬉しすぎて、泣きすぎちゃったね・・。

そのせいで、脱水症状起こして、大和に心配かけて、お仕置きされて・・。

それから、寂しそうな大和を見て、私、大和を家に誘ったけど、まさか大和がお父さんに、あんなこと言うなんて、想像もしてなかったよ・・。

だけど、私、すごく嬉しかった。

嬉しくて、私、また泣いちゃったね・・。

大和が18歳になったら、結婚してもいいって許してもらえたし、今日は人生で一番、幸せな誕生日だったよ。

大和、ありがとう。

これからも、ずっと、ずっと、一緒だよ。



「大和、おやすみ・・」


「・・おう、おやすみ」