風便り〜大切なあなたへ〜






俺は真子の頬に触れていた手を、顎に滑らせると、顎を持ち上げて、強引に口を重ねた。


もう無理だ、我慢できねえ・・。


久しぶりに真子に触れて、俺の体は熱くなった。



「・・ん・・」



真子から息が漏れる声が聞こえ、俺は真子を離し、もう一度強く、真子を抱きしめた。



「真子・・好きだ。愛してる」


「・・うん・・っ・・」


「もう二度とお前を離さねえ、俺が全力でお前を守ってやる」


「・・っ・・・」


「だからもう、無茶なことはするな」


「・・う、ん・・」



真子から返事が返ってきたのを聞き、俺は今度は優しく、真子の唇にそっと触れた。

それから俺は真子が落ち着くまで、しばらく真子を抱きしめた。



「その格好、なんとかしないとな」



落ち着いた真子を離してそう言うと、真子は恥ずかしそうに前を隠して、俯いた。


くそっ、なんだよこの可愛い生き物。



「真子、顔あげろ」


「・・・」



俺がそう言うと、真子は恥ずかしそうに顔を上げた。

そして、いつものように真子の顔は、真っ赤に染まっていた。



「顔、真っ赤」


「・・・」



俺がそう言うと、真子は、いつも黙る。

俺は知ってる。

お前が黙るのは、恥ずかしいからだって。


俺は恥ずかしいがっている真子を無視して、真子の制服を無理やり直した。



「もう二度と俺以外のやつに、こんな格好させんなよ」


「・・うん・・・」



そう言ったけど、真子がこんな事になったのには、俺にも責任がある。

それに、あいつに触られたままの真子は、我慢ならねえ。

俺が、お前を清めてやる。

俺の知らない所で、勝手なことをやった罰だ。

ちゃんとお仕置きしてやるから、覚悟してろよ。

俺がお前をどんだけ好きで、愛しているか、みっちり教え込んでやるからな。



「行くぞ」



そう言って俺は、真子の手をぎゅっと握って手を引き、屋上を出た。