風便り〜大切なあなたへ〜






どうして・・?

どうしてこうなっちゃったの・・?

この間までは、あんなに世界が輝いていて、幸せに溢れていたのに・・。


守屋くん・・。

守屋くんに、会いたい・・。

守屋くんの、声が聞きたい。

守屋くんの手に、触れたい・・。

守屋くんを、抱きしめたい・・。

守屋くんと唇を、重ねたい・・。

守屋くんを、もっと感じたいよ・・。


なのに、どうしてこんなことになってるの・・?

誰が悪いの・・?

私、なにか罰の当たるようなことしたのかな・・。

守屋くん・・。



「学校に、行かなきゃ・・」



私は止まらない涙を拭いて、カバンを手に持ち、学校まで重たい足を引きずって行った。

教室に行く前に、トイレの鏡で自分の顔を確認したら、とてもひどい顔だった。


こんな顔で、教室に行けないよ・・。


私は教室には行かず、そのまま屋上に向かった。


屋上は、いつもと変わりなかった。

だけど、今日は隣に守屋くんがいない・・。

屋上でも、守屋くんとの思い出が溢れてる。


ここで守屋くん、結婚してほしいって言ってくれた・・。

私はその時、すごく嬉しかったよ・・。

でも、今となってはもうあの話はダメになっちゃったのかな・・。



「・・そんなの嫌だよ・・」



私の声は、風にさらわれて、空気になった。

声を出しても、なにも返事が返ってこない・・。

こんな時、守屋くんが隣にいてくれたら、そんなわけねえだろってきっと言ってくれる・・。

泣くなよって、頭を撫でてくれる・・。

真子、好きだ。愛してるって、甘い言葉を囁いて、抱きしめてくれる・・。

守屋くん・・。

こんなに守屋くんを求めてるのに・・。

守屋くんで、胸も、頭も、心もいっぱいなのに・・。

守屋くんがいない・・。

守屋くんが、隣にいてくれない・・。



「守屋くんっ・・守屋くんに、会いたいっ・・」