風便り〜大切なあなたへ〜






朝ごはんを買いに、コンビニに行く途中、守屋くんが心配そうに私の顔を覗き込んだ。



「お前、体は大丈夫なのかよ?辛くねえか?」


「・・うん、大丈夫だよ」



本当は結構辛かったけど、今日も守屋くんとデートできるのが嬉しくて、嘘をついた・・。



「辛くなったら言えよ?」


「うん、ありがとう」



私は笑顔で守屋くんを見た。


お弁当を買ってホテルに戻ると、守屋くんと今日の予定を立てた。

夜は、昨日は行けなかった夜景を見に行くことにして、昼間は、映画を見て、ショッピングすることにした。

ご飯を食べ終わると、守屋くんと手をつないでホテルを出た。



「なんの映画見るの?」


「お前は何が見たいんだよ?」


「んー・・ホラーがいい」



私は悩んだ末、守屋くんに伝えると、守屋くんはびっくりしたような顔で私を見た。



「お前、ホラー好きなのかよ」


「うん」



私は微笑んで言った。



「女はそういうの普通苦手だろ?やっぱお前変わってんな」


「そんなことないよ」



私はちょっとムッとして、守屋くんを見上げた。



「そんな顔しても、可愛いだけだぞ」


「・・・」



守屋くんは悪戯っぽい笑顔で言った。

私は恥ずかしくて俯いた。

いつまでも顔を上げない私に、守屋くんは私の頭に手を乗せた。



「下向いて歩くな。危ねえだろ」


「・・うん」



そう言って私は顔を上げると、守屋くんを見上げた。

守屋くんは優しい顔で私を見ていた。


守屋くん・・。

もっと、ずっと一緒に、守屋くんといたいよ・・。

ずっと守屋くんのその笑顔、見ていたい・・。