風便り〜大切なあなたへ〜






朝起きると、私は守屋くんに、抱きしめられていた。

守屋くんは、まだ寝ているようで、寝息を立てて眠っていた。


守屋くんの寝顔、可愛い・・。


私は守屋くんの鼻を指でつつくと、おでこにそっとキスをした。


なにやってんの、私・・。

こんな恥ずかしいこと・・。

守屋くんが眠ってくれててよかったよ・・。


私は小さく息を吐いて守屋くんを見ると、守屋くんは目を開けていた。



「大胆だな」


「お、起きてたの・・?」



私は顔を赤く染め、起きあがった。

守屋くんも起き上がると、私がしたように、おでこにキスをしてくれた。



「・・・」


「顔、真っ赤」


「だって・・」


「可愛い」


「え・・」


「好き」


「・・うん」


「愛してる」


「・・・」


「襲いてえ」


「えっ・・」


「・・冗談だよ」



そう言って守屋くんは意地悪に笑った。


なに、この言葉責め・・。


私は恥ずかしくて俯いた。

守屋くんは、私の顎に手を添えて持ちあげると、優しく私の唇に、触れた。



「・・・」


「・・着替えて、デート行くぞ」


「え?」


「なんだよ、嫌なのか?」



守屋くんはそう言って、不満そうに私を見た。



「ううん、嬉しい」



私は優しく微笑んだ。

私は守屋くんが、トイレに行っている間に着替えて、出かける準備をした。

守屋くんは、トイレから出てくると、私が着替えていたことに残念がっていた。


だって、守屋くんの目の前じゃ着替えられないよ・・。


守屋くんは、私がいても、平気で着替えていたけど、私はなるべく守屋くんの着替えを見ないようにした。



「もう出かけられるか?」


「うん」



私は笑顔で答えた。