風便り〜大切なあなたへ〜






寝ていたと思っていた守屋くんは、起きていた。

私はびっくりして、守屋くんの頭から、手を引っ込めた。



「お前、俺といて幸せか?」


「うん、幸せだよ・・」



私は守屋くんの質問に、笑顔で答えた。



「・・守屋くんは、私といて、幸せ?」


「あたりまえだろ」



守屋くんも、私の質問に笑顔で即答してくれた。

私は嬉しくて、心があったかくなった。


守屋くん、私、幸せすぎて、いつ死んでもいいよ・・。

私は、守屋くんを好きになってよかったよ。

守屋くんが、私を好きになってくれて、嬉しかったよ。

守屋くんと一緒にいれる時間が、私にとって、とっても大切な宝物だよ。

守屋くんとの一瞬一瞬を、大切に胸に刻み込んで、ずっとずっと、忘れないよ。



「大和、ありがとう」


「なんだよ?急に」


「うん、言いたくなっただけ」



そう言って私は、守屋くんに微笑んだ。

守屋くんは少し顔を赤く染めて、ぶっきら棒に言った。



「真子、愛してる」



そう言って守屋くんは、私を抱き寄せて、ぎゅっと抱きしめてくれた。



「うん、私も・・」



私も守屋くんを、抱きしめ返した。



「なあ、一緒に寝ないか?」


「え・・?」


「何もしねえから」


「うん・・」



私は電気とテレビを消すと、守屋くんのいるベッドに入った。



「・・狭えな」


「ごめん・・」



そう言って私はベッドから降りようとした。



「ここにいろよ」



そう言って守屋くんは、私の手を掴んで、私をベッドに引き戻した。



「・・うん」



私はまた、守屋くんのいるベッドに入った。

守屋くんは優しく私の手を握ってくれた。

私も守屋くんの手を優しく握り返した。

守屋くんの方に顔を向けると、守屋くんも、私の方を向いてくれているようだった。

暗くてよく顔は見えなかったけど、優しく見守ってくれているような気がした。

その日、私はあまり眠れなかった・・。

ドキドキと、自分の鼓動がうるさくて、守屋くんの寝息がくすぐったくて、いつも守屋くんの隣は安心できるけど、その時だけは緊張して、なかなか眠れなかった・・。