私は顔を真っ赤にして、呟いた。
「・・・私も」
「あ?聞こえねえよ」
「私も・・愛、してる・・」
「なに?聞こえねえな」
「私も、愛してる・・」
「聞こえねえ」
「・・・私も大和を、愛してる・・」
「もう一回言って」
「私も大和を愛してるよ・・」
その瞬間、守屋くんは優しく私を抱きしめて、私のおでこに優しくキスをしてくれた。
「ありがとな」
私はキスされたおでこに触れ、恥ずかしかったけど、嬉しくて微笑んだ。
トイレを出る時に、誰かに見られたらとヒヤヒヤしたけど、誰もトイレから私たちが出てきたことに気づいていないようだった。
私は安心して、胸を撫で下ろした。
「腹減らねえか?なにか買って帰るか?」
「ううん、私はいらないよ」
「そうか?」
「うん、守屋くんでお腹一杯だから」
「・・・」
私は守屋くんを見て微笑んだ。
今は嬉しくて、守屋くんへの気持ちだけで、お腹いっぱいだから・・。
「・・その言い方、すげえエロいな」
「え?」
私は守屋くんがなんて言ったのか、ちゃんと聞き取れなかった。
「・・・いや、なんでもねえ」
そう言って守屋くんはレジに行き、ショーケースの唐揚げを買っていた。
守屋くん、なんて言ったのかな・・。
コンビニからの帰り道、守屋くんは唐揚げを美味しそうに食べていた。
そんな守屋くんが可愛くて、私は自然と頬が緩んだ。
こういう些細な時間がとても幸せだよ・・。
守屋くんと二人だけの世界だったらよかったのに・・。
誰も邪魔しないで、ずっと守屋くんと幸せに過ごせるところがあったらいいのにな・・。
「ねえ、大和」
「あ?」
「私、大和と二人だけの世界に行きたいな」
「は?なんだよ急に」
「無理なのはわかってるよ、ただ、ちょっとそう思っただけ」
そう言って私は、守屋くんに微笑んだ。
守屋くんは不思議そうに私を見てから、小さく頭をかいた。
「・・まあ、行けなくもないけど」
「え?」
「そのうち連れてってやるよ」
そう言って守屋くんは、私の頭を優しくくしゃっと撫でてくれた。

