風便り〜大切なあなたへ〜






私は慌てて守屋くんの手を掴んで、守屋くんを見た。

守屋くんは、悪戯っぽく微笑んだ。



「言う、言うから・・」


「なんだよ、残念だな」



そう言うと守屋くんは、捲り上げた制服を元に戻した。



「で、どう触られたんだよ」


「・・指でゆっくりお腹を撫でられて・・・その手がだんだん上に・・」



「・・・」



私がそう言うと、守屋くんは無言で同じことをした。

そのあと、守屋くんは片手をゆっくり私の腰に回し、私を抱き寄せて、また深いキスを落とした。

次の瞬間、私の胸は締め付け感がなくなり、自由になった。



「ごめん、外しちまった・・」


「・・・」



そのまま、守屋くんは私の胸にそっと触れた・・。



「すみませーん、まだですかー?」



息を止めたその時、トイレのドアがドンドン叩かれ、男の人の声が聞こえてきた・・。

私は身体がビクッとなり、守屋くんの手を掴んだ・・。



「・・大丈夫だ」



守屋くんは、私の耳元でそう囁いた。



「うるせえな、邪魔すんな。あと少しだから待ってろ」


「なんだよ・・」



そう男の人が言うと、外の扉が閉まる音がした。



「守屋くん・・」



私は目を潤ませて、守屋くんを見た。


ここじゃもう嫌だよ・・。

誰かに気づかれちゃうよ・・。



「そんな顔しても、やめてやんねえからな」



そう言うと、守屋くんはまた私の胸に、そっと優しく触れた。

守屋くんは、私の胸に、先生がしたこと以上のことをした・・。

それと同時に、何回も唇を重ねた・・。



「消毒完了」



そうぶっきら棒に守屋くんは言った。

私は恥ずかしさのあまり、守屋くんを見れなかった・・。



「真子」


「・・・」


「顔あげろよ」



私はゆっくり顔をあげて、守屋くんを見ると、守屋くんは、愛おしそうに私を見ていた。



「真子、愛してる」



そう言った守屋くんの目は、熱を帯びたように、鋭く輝いていた。