風便り〜大切なあなたへ〜






「やっぱあいつ、許せねえ」


「守屋くっ・・」



守屋くんの声は、怒りで震えていた。

守屋くんを見ると、真剣な顔で私を見ていた。

私は胸が熱くなるのを感じて、守屋くんにしがみついた。



「・・・」


「・・どこ、触られた」


「・・・」


「言えよ・・」


「っ・・お腹っ、と・・む・・ねっ・・」


「・・・」



もう限界だった・・。

私は守屋くんを強く抱きしめて、声をあげて泣いた。

もう何も言葉なんて出てこなかった・・。

守屋くんも力強く、私を抱きしめ返してくれた。



「・・なあ、俺も一緒のことしていいか?それ以上はしねえから・・」


「・・っ」


「・・我慢ならねえんだよ、あいつに触れられたままのお前が・・俺が消毒してやる。あいつに触れられたことなんて、俺が忘れさせてやる」


「っ・・」


「なあ、いいだろ・・」


「・・うん・・・」



私が小さく頷くと、守屋くんは私の手を取り、少し行ったコンビニまで、私の手を引いてくれた。

コンビニに入ると、トイレに二人で入った・・。

守屋くんは、私を壁にもたれさせると、先生がしたように、壁に手をついて私を見下ろした。



「・・さすがに、あんなとこじゃ脱がせられねえからな・・」



ぬ、脱がす・・?

私、先生に、そこまでされてないよ・・。


私は顔を真っ赤に染め、守屋くんを見た。

電車の中で、守屋くんに壁ドンされたことを思い出して、鼓動が早くなった。



「やべ・・お前、やっぱ可愛いな」


「え・・?」


「・・真子、愛してる」



守屋くんは、私の耳元でそう囁くと、私の顎を持ち上げ、私の唇に優しく触れた。

私は、初めて言われた言葉に、胸が大きく高鳴って、心臓が壊れるかと思った・・。



「一から再現して、消毒してやる」



そう言って、守屋くんは私に、とても深い深いキスをした・・。