風便り〜大切なあなたへ〜






私は、今までの先生とのことを、全部守屋くんに話した。

守屋くんは、静かに私の話を聞いてくれた。

私はそれが嬉しかった・・。

先生に襲われた時の話は、あの時のことを思い出して泣きそうになった。

だけど、もう泣かないって決めたから、私は涙をこらえて我慢した。



「・・資料室の鍵かけられて・・先生はゆっくり私に近づいてきた・・」


「・・・」


「怖くなって、私は後ろに下がったけど、壁にぶつかって・・」


「・・・」


「・・先生は、壁に手をついて、私、怖くて・・逃げれなかった・・」


「・・・」


「・・顎、持たれて・・」



そこで私は言葉に詰まった。

・・やだ・・思い出したくない・・。

守屋くんに、先生にキスされたことなんて、話したくないよ・・。



「真子・・」


「・・守屋くん・・」



私は必死で涙がこぼれないように頑張った。

だけど、その涙は守屋くんの一言で一気に溢れ出した。



「真子・・泣けよ、我慢するな」


「っ・・守屋く、ん・・」



守屋くんは優しく私を抱き寄せて、何回も頭を撫でてくれた。

私は泣きながら、先生に何をされたのか、続きを守屋くんに話した。



「・・私っ、抵抗した、け、ど・・先生に、唇っ・・」


「真子・・」



守屋くんは小さく呟くと、優しく私の唇に、守屋くんの唇を重ねてくれた。



「守屋くっ・・」


「・・それから?」


「・・それっ・・涙っ、舐め、られ、て・・」


「・・・」



守屋くんは私の溢れてくる涙を、先生がしたように舐めてくれた・・。



「・・それから?」


「・・く、くちびっ・・舐めっ、らっれ・・てっ・・」



守屋くんは、ちょっと強引に、私の唇を舐めてくれた・・。



「・・・」


「・・そっ、れ・・で・・」


「・・まだあんのかよ・・」


「・・服、のっなっ・・先っ・・の、て・・」


「・・・」



私は嗚咽で、うまく喋れなかった・・。

だけど、私の言葉はちゃんと守屋くんに届いていた。