君の夢は僕の夢

それから2ヶ月がたった


私はいつものように学校の屋上で授業が終わるのを待つだけ


屋上でゆっくりしていると頭上から声が聞こえた



「女がタバコなんて生意気だな」



声がする方へ目を向けるとあいつがいた


そう、2ヶ月前、初めてこんな私に可愛いと言ってくれたやつ。海盗だ。



「久しぶりだな。同じ学校だったのか。お前、学年は」


「一年」


「後輩かー。俺は2年だ」



なんだよ、年上か


年上は、ごめんだ


こんなやつといるよりは教室にいた方がましだ


だから、下へおりようとした時



「待てよ。お前、名前教えろよ」


「なんで、お前なんかに」



私は、そう言い、下へおりた