私はその日から常に紀希をそばにおくようにした

寝る時も一緒

学校行くのにも一緒で


本当は席は離れてるけど先生を殺気で脅して隣にしてもらった


その時、腰を抜かしたのは想定外だった


紀希は、隣でお腹を抱え涙を流すほど笑っていた


こうやって、笑ってる紀希も好きだ



「華梨奈~隣だね!」



子供のように喜ぶ紀希


テンション上がり過ぎて廊下もまともに歩けずいろんな人にぶつかっては喧嘩を売られ私が相手をする


何回繰り返せば大人しくなるのか


不安しかなかった


しばらく歩くと屋上についた


いつも閉まってるはずのドアが空いてた


外へ出ると話し声が聞こえた



「この学校、まじで広すぎだろ」


「確かに、教室に行くだけで疲れるわ」