君の夢は僕の夢

「で、こいつはだれ」


「拓洋だよ。俺の親友だ」


「なんで居るわけ?」


「紀希から聞いたんだ。病院には、郷田組が見張りに付いてるって。だから、拓洋と助けに来たら華梨奈がすごい血出して倒れてて」


「郷田は!?」


「俺が来た時にはいなかったよ」


「良かった」


「おい、お前」



お前と呼ばれるのは嫌い


私は、つい睨んでしまう



「輝蝶って知ってるか」


「おい、拓洋!」


「知ってるよな?」


「知らない」



私は目線を外した



「わかるよな?な!?」


「知らないって言ってるだろ!」



つい、体が勝手に動いてしまった


だけど、痛みには勝てず手も出せずにいた



「お前、輝蝶なんだろ」


「そんなわけないだろ、輝蝶なんて居るわけない。ただの噂だろ」


「紀希から聞いたんだ。華梨奈が輝蝶だって」



紀希から!?あんな大切な約束を。