君の夢は僕の夢

それでも、許せなかった


私は、私から家族を奪った奴らのところに乗り込んで行った


相手はヤクザ数人


こっちは、私、独り


勝ち目がない勝負だ


周りからは止められた


それでも、その時の私にはなにも聞こえなかった


私は、すぐにやられた


汚い。汚い。


汚い手で私の体を触ってくる


力が圧倒的に強すぎる


反攻ができなかった


私はそのまま気を失った


気がつくと知らないところにいた


周りはなにもない


白い霧で覆われていた



(華梨奈。華梨奈。)


(この声。お父さん!)


(華梨奈、今まで済まなかった。幸せになれよ。)


(お父さん。お父さん。)


(総長!総長!)



この声。あれ。なんで。


目を開けると族の仲間がいた



「総長!」


「あれ、なんで、ここに」



自分の部屋にいた



「奴らは」


「安心してください。潰しました」


「そっか、ありがとう」



安心したのか、すごく眠くなってきた


少し寝ると声が聞こえた



「華梨奈、いつまで寝てるんだよ」


「紀希?」


「寝すぎだぞ、もう3日も寝てるぞ」



そう笑いながら話す、紀希


紀希は、私の親友だ