「雛子ちゃん!ひなって、呼んでいい?」 ふわりとその子から石鹸のような匂いがした。 同じ女の子なのに、ドキドキしちゃうなあ。 「うん、いいよ。」 私うまく、笑えてるかなあ。 「あたしは赤月栞!栞でいいから!」 「、、、うん、よ、よろしく。」 これが栞と最初に交わした会話だった。