きらめく少女たちは。


声をかけられたよつゆ。


「君、もしかして…今ネットで噂の天使の歌声の持ち主、よつほたさんですか?」

スーツをして、メガネをしたいかにも真面目そうな男性。

男性とあまり話さないよつゆは焦ってしまう。

それをほたるがフォローする。


「よつほたって名前は、私たちの名前を組み合わせたものです。天使の歌声の持ち主の名前はよつのほうです。私は何も関係ありません。」


「よつさんですか!君に会いたかったんだよ!
動画の風景、見たことがあったからここのカラオケに来てみたら…まさか会うなんて思ってなかったよ!」


「私に何か用ですか……?」


よつゆは戸惑いながらも質問をした。


「私は、こういうものです。」


男性が名刺をよつゆに渡した。

「!」

よつゆが名刺を見て驚いた。


どうやらこの男性はアイドル関係の仕事をしている人みたいだ。


「君、よかったらアイドルやらない?
きっと大人気になるよ!」



よつゆはとうとうスカウトされた。