…………あれ?痛く…ない…
「おい。大丈夫か?」
「ヒュウ?え?どうして…助けて…くれたの?」
「体が勝手に動いた。それより俺の質問に答えろよ。けが、ないの?」
「超元気!ありがとう!」
「……やっぱりそのまま転ばせときゃよかった。」
はぁ!?
「さっさと運べ。」
むっかーーー!!言われなくても運びます!
…あれ?一番大きい荷物がない!…………あ、家に忘れてきちゃった…
一瞬ヒュウが運んでくれたのかと期待した自分がアホらしい…
ってことは…
「着替えがなーーーいっ!」
「なんだよ、うっせーな。おばさんに借りろよ。」
あ…うん…
「なんか問題でもあんのか?」
「私、おばさんに嫌われてるんだよね…。」
「しらねーし。」
ですよね…
でもさ、少しくらい心配してくれたっていいじゃん!
まぁ、とりあえず荷物はこばなきゃ!
「部屋どこ?」
「…2階の一番奥の部屋。」
なんだ今の間…