番組が終わったら一緒に帰る。
あっ、私たちはシェアハウスしてるの。
親は隼人がいるならってOKくれてるの。
響の運転で私たちの家に帰る。
その間ひかりと話をしようと思ってたんだけどさ...
「もぉ〜隼人〜」
「だからね?ひかり?」
なんとあそこのカップルがいちゃついてき始めましたよ。
私のひかりを隼人に取られた。
それを眺めていると
3列目で隣に座ってた慧翔が
「そんなに羨まし〜のかよ?
何なら俺らもやる??」
「やるわけないじゃん!」
なんてごちゃごちゃ言い合ってると急に
「やっといつもの優香に戻ったな。」
...!!
「なんで!?」
「無理するなよ。どーせ思い出してたんだろ。」
ほんと凄いね。慧翔は...
「ありがと...ボソッ」
「ん...」
ふと前を見たら隼人たちが
ニヤニヤしてこっちを見てる。
「なんでニヤニヤしてるのよ!」
思ったこと直接言ったら
「慧翔...頑張れよ」
「そうね。頑張って。
優香を支えてあげてね」
「わかってるってーの」
とあのファンの子たちが大好きな殺人級のスマイルを送った。
私は知らなかった。
「ずっと隣で見てきたんだからな...」
と呟いていたことに...
