狼な彼と赤ずきん

すらりとしなやかな体に、無駄なく付いた筋肉。


浅黒く日焼けした肌。


今まで知らなかった、彼の「男」の部分を見た気がして、私の視線は釘付けになってしまう。



「……見てんじゃねえ」



気まずそうに彼がいい、私は我に返って俯いた。


変な女の子と思われただろうか。



「ったく……」



心配する私をよそに、狼は髪から雫を垂らしながら、寝巻きも着ないで不機嫌そうにそのまま寝室へ向かってしまった。


私と違って、全く動揺していないようだ。