「徹平先輩!好きです!」



その言葉を口にして、言った。私は言ってやったぞ!と目の前にいる徹平先輩を見た。


すると先輩は気だるげそうに頭をかいた。


そして、



「俺、好きな子いるから。」




────私の10回目の告白は失敗に終わった……。