僕は、目を覚ました。


隣には、あの居なくなってしまった…


()が隣で眠っている。



この時僕は、いつもの様に
コーヒーを持って()の横に座り


いつもの様に起こす。


「()ー。 起きて。
コーヒーさめちゃうよ。」


「んー。おはよレオ。
コーヒーありがとう。」


()は、一口コーヒーを飲んで
僕に微笑みかける。

手を握ると氷の様に冷たかった。


「()てが冷たいよ。」

「気のせいだよ。」

「ねぇ。レオこんな家に住んでたかな?」

「そんなこと僕には、関係無い。
こうやって僕の元へ戻って
来てくれてありがとう。」


「ねぇ僕の事愛してるだろう?」


「えぇ。」


「()僕は、とても恐ろしい
           夢を見たんだ。
君が僕の元から永遠に離れてしまった。
でも君が聞いたって
     話にもならない夢だろう。
僕が君を失うはすがない。」

「そうね。レオ 怖い夢ね。」


「離れるなんて、止めてくれ。
いや僕が君を離さないよ。」

「えぇ。」

「これからは、些細なことも、
          受け入れるから。」


「えぇ。」


「だから僕を愛してるだろう?」

「君が離れてしまった後の自分は、醜くて
君が居てさえしてくれれば
僕は、これが悪夢でも良い。ね。!?」



突然君が薄れていく。
言葉が出ない僕

そのまま目を閉じて。


今目を開けるのが恐ろしくて


僕は、また再び眠る。