「っ、俺は諦めないよ。」

それだけ言うと走って行ってしまった。

何、だったんだろう…。

まずりょーちゃんに呼び出されて、告白されて…

告白!そう言えば、りょーちゃんに告白されたんだった。

裕貴のせいで気をとられてた。

だ、だって、キスなんてするからっ!!

「ねぇ、あいちゃん」

「…ひゃあっ!?」

い、いつもの裕貴だ…

さっきのは何だったんだろう?

でもなんだか、ほっとした。

「あいちゃん、安心した顔してるね…でも」

「え?」

「俺、もう我慢しないって決めたから。愛」

そう言うと裕貴はまたあたしにキスをした。