きゃーっと手を顔に当てて騒ぐ莉帆。

あぁもう、みんな見てるから…

「うん…そうなの?!というかもう少し声下げてね」

「えぇ~、だって~、ねぇ?」

「何なの……」

「まぁ頑張りなよ、ほらもうすぐ夏休みだし~」



やっと放課後~…

今日はクラスの男子達と何人かの女子でカラオケ。

久しぶりに遊べる~

ガラッ

「宮本ぉ~、これどういうことだー。白紙じゃないか」

嫌な予感……

「おーい、神崎。こいつに勉強教えてやってくれ~」

「えぇっ!」

今日は遊ぶ約束なのに~!

「ん?なにか理由があるのか?化粧して?」

化粧して、を強調して言われてはなにも言えない。

「わ、わかりました……」

「おぉー、じゃ、よろしくな~、」