楽しかったプチ旅行も終わり、いつも通りの日常に戻る。

「ねぇねぇ。あ、蒼ちゃん。」

放課後、萌優は蒼麗に話があると帰る途中にカフェによった。

「珍しいね、改まって。どうしたの?」

蒼麗はメロンソーダを飲みながら聞く。

「あ、あのね。蒼ちゃんは小さい頃からずっと一緒だったから、聞いて欲しいの。」

「うん。」

2人の間に緊張感がはしった。

「私ね。あ、天瀬くんの事……好きみたい。」

そう言うと、蒼麗は固まって驚きを隠せないでいる。

「え?萌優が、好きな人?天瀬??」

混乱しすぎて頭が整理しきれていない。