君のために僕ができること。

(なんか気まづいな。)

楓也は思わず、目線を逸らした。

すると、帝翔の方から話しかける。

「し、白星。さっきはごめん……な。」

「え…あ、いや。俺は全然大丈夫。さっき、あいつ摂賀の事探しに行ったけど会ってない?」

「う、うん。会ってない。」

(あ、会話……終わってしまった。)

「あのさ。」
再び帝翔が話し出す。

「天瀬のやつ…、怒ってたりしてた?」

(何だかんだ心配なんだな。)

「全然。むしろ興味ありありだった。五線譜書いて、作詞してる。すげぇ、とか言ってたけど。」

すると、帝翔が目を見開いて数秒してから、我に返ったように口を開く。