君のために僕ができること。

「てかさ、他のメンバー誰いんの?」
さらっとスルー。

「ああ。もうひとりの男子が、あそこに座ってる摂賀 帝翔(せつが ていと)なんだけど……。」

「あー。あいつ静かだよな。」

「いやいや。人のこと言えねーから。てかさ、みんなめっちゃ白星のこと怖ーって言ってるぜ?」

「ふーん。俺人と関わるの苦手だし。」
と少し俯瞰で言う。

そして、気を取り直して一旦咳をしてから問う。「あと、あと女子は?」

「あそこにさ、仲良い女子二人いるだろ?いつも、一緒にいるけど。右が黛谷 蒼麗(たいだに あおり)で、左が琴坂 萌優(ことざか もゆ)だ。」

「よく名前覚えてんな。初耳だ。」

「お前興味無いからって、クラスメイトの名前くらい覚えろよ。」と半笑いで言われる。

「あ!そうだ。あと一人ってわかんねぇんだけど誰か知ってるか?」

(思いっきり知ってるな。)

「桔梗だ。」

名前を言うと、何故か龍樹が焦り出す。