「すぐにいなくなってしまうけど、それでも私を好きでいてくれる?」

澄海玲は返事が怖くて目をぎゅっと瞑る。

「そんなん。あたりまえだ。絶対離さないから。」

「うん!」

楓也と澄海玲は無事回復し、学校へ行くことが出来た。

澄海玲は週に2回定期検診に行かなくてはならない。

それからというもの、学校では6人でいる事が多かった。

毎日が楽しくて、ずっとこのままでいいのに、そう思えるほどだ。

しかし、そんな時もすぐに崩れ去ってしまう。