君のために僕ができること。

「じゃあ、右の列から1人ずつくじ引いて来い。」

すみやかにくじを引いていく一同。

(おとなしいな……。)

そして、あっという間に楓也の番が来た。

(えーと、B班か。誰だろ。)

「皆引いたなー。個人でグループ見つけろー。」

楓也が席を立ち隣を見ると、澄海玲はヘッドホンをしたままで頬ずえをついてくじの紙を見ている。

―B班―

(俺と同じだ。でも、やる気ないのか。)

周りをきょろきょろすると、だんだんグループが出来上がってた。

「おーい。B班誰ー?」
男子の声がする。

(あ、あの人か。)

「俺、B班なんだけど。」そう言って名乗り出た。

すると、
「お!白星じゃねーか!!」

少し間があり、
「え。誰だっけ?」
(まじでわからない。)

「お前まじかよ〜。忘れたのか?俺のこと!」

「うん。まじわからん。」

「中学の時、同じクラスだった、天瀬 龍樹(あませ たつき)だって!」

「ん?」
(そんなやつ、いたっけ?いたよーな……。)

「まぁ、無理もない!あの時の俺は真面目な優等生だったからな!!」

「あ。あ〜、あいつか。変わったな。」
(やっと思い出した。変わりすぎだろ。)

「やっと思い出したか!では、早速ここで問題!ちゃーらんっ!!」

「いやいや。意味わからん。」
そんなツッコミもろともせず、続ける。