そして、ゆっくりと目を覚ます。

「楓也……!」

楓也は体勢を起こした。

「楓也!よかった。」

喜んでいると、楓也の様子が違う。

「えっと。さっきから楓也、楓也って俺の名前呼んで……あんた誰?」

「え、え?な、何言ってるの?」

状況をのみ込むことが出来ない。

「だから、なんで俺の事知ってんの?誰?」

「え。うそ。私だよ、桔梗 澄海玲だよ?」

「だから、そんな人知らない。」

ガラガラガラ

「お見舞い来たよー。」