君のために僕ができること。

澄海玲は足が動かない。

ぶつかる。そう思った瞬間、楓也に包まれる。

「あぶない!」

澄海玲が目を覚ますと、自分の膝元で楓也が頭から血を流し倒れていた。

「え……。何が起こったの?」

周りを見ると、たくさんの人がいて、ぶつかったであろう車は、建物に突っ込んでいる。

澄海玲も混乱のあまり、気を失ってしまった。