「っってめら〜。」

鬼教師がすごい顔で生徒を睨みつける。

ダンッッッ!!!

教卓を勢いよく叩きつけた。

「まさか〜、行かねぇとは?言わねぇよな。そんなこと言うクソ野郎は挙手しろ。」

―――シーン。

再び静かになる。

さすがにこれは行かないと殺られてしまうと思った一同。

(ぷち旅行か〜。そういえば、今まで行事なんて参加したことなかったな。)

「よし。じゃあ今から、男子3人。女子3人で1組のグループをくじで決めるぞ〜。」

教室が騒がしくなる。

「えー!?くじ?」

「それないわ〜。」

「まじそれな〜。」

―――ダンッッッ!!!

再び同じ流れ。

「てめぇら。人の案にいちゃもんつけんのか?ぁぁあ!?」

誰も何も言い返すことなく、事が進んでゆく。