君のために僕ができること。

「え……。み、見てないよ。」

少し焦りながら目をきょろきょろさせる。

「……見てたじゃん。澄海玲ちゃんの事、好きなんでしょ?」

萌優は震えた声で言う。

「なんでそんな事…… よくわかったね。琴坂さんって、よく見てんだ〜。もしかして、俺の事好きなの? なんてね。」

冗談を言って自ら流す龍樹。

すると、萌優は自分の手をぎゅっと握りしめ言い放つ。

「す、好きだよ。天瀬君の事。
好きだから……見てるんだよ。」

それを聞いて驚く。

「ごめん。俺……桔梗の事、好きだから。」

「うん。わかってるよ。」