君のために僕ができること。

「俺も……毎年ここに来て、この場所で星を見にきてるよ。」

「そうなんだ……同じだね。」

「そうだな。」

楓也と澄海玲はいつの間にか笑顔で話していた。

それから楓也はある気持ちに気づいたのかもしれない。

一方、龍樹は――

「お、俺。向こうの石のとこ行って見てくる。」

そう言って駆け足で行く。

それを見て萌優が後を追う。

「あ、天瀬君。」

「ん?どうしたの?」

萌優は唇を噛みしめてから話す。

「さっき。澄海玲ちゃんと白星君の事……見てたでしょ?」